2010年6月3日

軽圧6社前期決算、コスト削減で利益上向き

 大手軽圧メーカー6社の2010年3月期決算(昭和電工は09年12月期)は、上半期の販売量急減でいずれも大幅減収となったが、コストダウン効果や下半期からの需要回復傾向で、利益面では回復の兆しを見せている。2011年3月期業績予想は、各社とも大幅増益を予想している。

 09年3月期は、5社中4社が営業損失を計上する厳しい決算となったが、10年3月期は全社が営業黒字を計上した。12月期決算の昭和電工は赤字となっているが、09年1―3月期に45億円もの営業損失を計上したことが響いており、仮に同社が3月期決算企業なら、黒字化していたことになる。