2011年6月21日

三菱商事、銅権益の倍増めざす

 三菱商事は銅の保有権益を現在の年約15万トンから倍の約30万トンに引き上げる方針だ。電線や自動車部品の素材である銅は中国などの新興国で需要が拡大しており、国際価格も今年に入りトン1万ドルに到達して過去最高を更新した。

 同社金属グループは前期の純利益の大部分を石炭や鉄鉱石などの鉄鋼原料が占め、それ以外の資源の割合は相対的に小さい。銅の新規案件の取得や既存案件の拡張などによって、鉄鋼原料以外の収益基盤を強化する。

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