2015年3月11日

昭和電工、植物工場 海外普及へ 技術移転 山口大と協定

 昭和電工は11日、同社のLED技術を用いた植物工場の海外展開で、山口大学(岡正朗学長)と連携協定を締結したと発表した。執行正義・山口大農学部教授と昭和電工が共同開発した高速栽培技術「SHIGYO法」および関連する研究成果を、山口大学の有する海外ネットワークを活用しながら世界の研究機関に移転し、昭和電工が持つ植物工場システム全般の設計・運営ノウハウを展開、世界規模で植物工場の普及・発展を目指す。同社は「採用がかなり増え、確実に海外のニーズも高い」(坂井伸次副社長)とし、事業を将来の成長分野に位置付け、国内外で市場の取り込みを図る。

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