2017年5月23日

サンエツ金属、押出機増設を検討

 黄銅棒線最大手のサンエツ金属(本社=富山県砺波市、釣谷宏行社長)は、押出機を増設する検討を始めた。2020年度をめどに高岡工場(富山県)に線用の押出機を1基増設し、それ以降に砺波本社工場にも棒用を1基増設する方針だ。生産能力はいずれも足りているが、同社が進める夜勤抑制などの働き方改革に押出工程の設備能力増強が不可欠だと判断。既存設備のバックアップ機能や、ラインごとの造り分けで生産性をさらに向上させる狙いもある。