2020年6月24日

伸銅品生産 11年ぶり5万トン割れ

 国内の伸銅品生産に新型コロナウイルスの影響がはっきりと表れ始めた。日本伸銅協会が23日発表した5月の生産速報によると、総生産量は前年同月比22・4%減の4万8023トンだった。総生産量が5万トンを割り込んだのはリーマン・ショック翌年の2009年5月以来11年ぶり。主要品種は軒並み2―3割の減少となり、特に黄銅条と黄銅棒は落ち込みが激しかった。新型コロナ影響による生産調整は足元にかけさらに広がっており、生産量は6月以降さらに減る可能性が高い。







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