産学連携で新材料探索 レアメタル利用拡大へ

大学などで培った研究成果を民間企業で生かし、レアメタルの利用拡大や安定調達を図る動きが活発になっている。日本を代表する39の企業・機関が参加する「レアアース泥・マンガンノジュール開発推進コンソーシアム」は世界初の海底鉱物の資源開発を推進。その中で、非鉄メーカーなどで構成する部会ではレアアースを使った新材料・新機能の探索に取り組む。他に、芝浦工業大学は吸着材を使ったレアメタルの分離・回収技術を確立し、中小メーカーでの金属リサイクルを加速させようとしている。