2025年6月10日
三菱マテリアルが銅ブスバーの製造を今年末に終えると発表してから約2カ月経つが、関東の伸銅品流通の多くは今も対応策を見つけられずにいる。同社は国内最大規模の供給量を誇り、代替可能な生産キャパを持つ国内メーカーが他にないためだ。輸入材も歴史的な円安水準がハードルになり、引き合いに見合う量が入ってくるかは不透明な状況。ある都内の問屋は「利益率の高い通貨高の地域への輸出が優先されていると聞く」と話す。大手撤退後の代替需要を捕捉するため新たな海外調達先を探す動きもある。



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