2020年5月20日

独ティッセン、事業再構築 年商7000億円規模を分離へ

 独鉄鋼大手のティッセンクルップは18日、鉄鋼事業などの再構築策を発表した。伊ステンレス工場のASTは売却や他社との連携を目指す。厚板は売却または閉鎖を検討する。鉄鋼は他社との再編も視野に入れる。他部門を含めて従業員で約2万人、年間売上高で約60億ユーロ(約7000億円)相当を将来グループから分離する事業として整理、事業ポートフォリオを組み替え、無駄のない管理体制で効率の高い事業からなるグループに変革する。