2009年1月16日

韓・現代製鉄、第1高炉 2010年1月稼働

 【ソウル15日=正清俊夫】韓国の現代製鉄は唐津に新設している一貫製鉄所の第1高炉に2010年1月初旬、火入れする。09年後半から10年前半にかけて市場環境が回復に向かうとみており、高炉建設および操業を予定通り進める方針だ。

 景気低迷で足元の電炉一貫操業は30%程度の減産状態にあるが、公共部門を中心とした政府の景気浮揚策により、09年の下半期には正常稼働できるとみている。09年10―12月に第1高炉、転炉、連続鋳造機、厚板ミルからなる一貫製鉄所の1期工事を完了し、直ちに立ち上げに入る。11年には第2高炉を立ち上げ、粗鋼年産800万トン体制を確立する考えだ。