2009年6月8日

国内向け普通鋼、4月出荷300万トン割れ 1年でほぼ半減

 普通鋼鋼材の出荷減が続いている。景気低迷で鋼材需要が縮小する中、鉄鋼メーカー各社が需給立て直しに向けて大幅減産を継続しているためで、とくに国内向けの出荷減が著しい。

 日本鉄鋼連盟まとめによると、4月の国内向け普通鋼鋼材出荷量は前年同月比213万1000トン、41・9%減の295万2000トン。9カ月連続の前年割れで、統計が判明する1975年1月以降、初めて300万トンを切った。直近のピークが08年3月の575万6000トンで、約1年間でほぼ半減となった。