2009年9月4日

鉄スクラップ、東ア向け価格が底値圏

 東アジア向けの新規鉄スクラップ輸出価格が底値圏に突入した。国内では電炉メーカー各社の鉄スクラップ買値引き下げが続いているが、米国市況の反発などを受けて、韓国鉄鋼メーカーを中心に輸入オファーが増加。

 今週の成約価格(H2)は韓国向けFOBトン2万9500円前後と3万円を割り込んだが、「この価格帯よりも安いオファーはあるものの、成約は進んでいない。次週以降の新規商談では、オファー価格の引き上げも考えられる」(商社)とみる向きも出始めている。

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