2010年9月1日

池内精工、中国に磨棒鋼製造拠点 住商と合弁

 磨棒鋼、冷間圧造用鋼線大手の池内精工(本社=神奈川県横須賀市)は31日、住友商事と合弁で中国広東省に特殊鋼加工の合弁会社「池内頂鋒(佛山)精密加工」を設立すると発表した。同社にとって初の海外拠点となる。

 第1期は磨棒鋼を製造、製品サイズは6から24ミリ径で年間生産能力は約1万8000トン。第1期の投資額は12億円で、10月の会社設立、11年10月の稼働開始を予定している。独立メーカーが華南に進出するのは初めて。日系自動車メーカー向けを中心に、旺盛な現地需要の捕捉をめざす。

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