2010年9月27日

希土類禁輸 経産省、事実確認急ぐ 間接的影響を懸念

 レアアース(希土類)の中国による日本への輸出禁止について、経済産業省が事実確認を急いでいる。輸禁された場合に、日本の鉄鋼メーカーへの直接的な影響はないが、長期化すれば自動車や家電産業の生産に支障をきたす恐れがあり、同省や鉄鋼メーカーでは、先行きの間接的な影響を懸念している。

 24日の定例会見で、大畠章宏・経済産業大臣は、「中国商務省は輸出禁止を否定しているが、商務省が現地の輸出業者に船積み出港や新規契約の中止を指示したとの情報を日本商社から得ており、事実関係と産業界への影響について把握を急いでいる」と説明。事実と認めれば、WTOルールに沿って対処する構えだ。







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