2010年10月22日

日タイ鉄鋼対話、再輸出免税の改善確約

 日本とタイの官民鉄鋼関係者による第8回日タイ鉄鋼対話が20日に都内で開かれ、タイにおける鋼材の再輸出免税の運用改善の早期実施を、双方で確認した。タイの日系製造業の鋼材需要が拡大しているため、日本側は今回、日タイEPA(経済連携協定)で設けている無税枠の2011年分について、増量を提案。

 ただ、タイ側の提案と開きがあり、手続きが複雑なために利用されていない、再輸出免税の制度改定を求め、貿易環境を整える。タイ側は早期の見直しを確約しており、早ければ11月にも進展がみられる見通しだ。