2010年11月10日

日立金属、蘇州に設立 ピストンリング材生産拠点

 日立金属は9日、自動車エンジンに使われるピストンリング材の生産拠点を、中国・蘇州に設立すると発表した。

 中国の自動車生産の増加と環境性能向上のニーズから、高強度ステンレス鋼ピストンリング材の需要が拡大するため。投資額は約20億円。2011年1月に量産を始め、15年度に売上高20億円をめざす。日中二極の生産体制を確立して供給能力を拡大し、納期と技術のサービスを強化することで、成長するアジア市場をとらえる。