2011年12月7日

中国の鋼材市況、底打ちには時間

 中国の鋼材市況が、再び軟化している。メーカーの減産が具体化し、市中在庫が減少に向かった11月は横ばいで推移したが、下旬から12月上旬にかけて小幅に低下。政府の金融引き締めで経済成長にブレーキがかかる中、鉄鋼メーカーの12月販売価格引き下げが実行されたためとみられる。

 中央銀行が12月5日から預金準備率を引き下げ、徐々に金融引き締めが緩む方向だが、市況底打ちの環境が整うには時間を要しそうだ。







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