2011年12月15日

公取委、新日鉄と住金の合併を承認

 公正取引委員会は14日、新日本製鉄と住友金属工業が来年10月をめどとする合併計画を承認すると発表した。公取委での2次審査は来年2月7日が期日だったが、統合によってシェアが高まる無方向電磁鋼板など、問題解消措置の実施を前提に異例のスピードで判断を下した。

 公取委の承認を得たことで、両社は来年4月に合併契約を締結し、6月の株主総会での決議を経て10月1日に合併する予定。今後海外の独禁当局の承認を得た後、年産7000万トン規模の、総合力世界ナンバーワンの鉄鋼メーカー、「新日鉄住金」が誕生する。







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