2011年12月21日

日新・日金工、公取委の一次審査で統合承認

 日新製鋼と日本金属工業の経営統合に関して、公正取引委員会が一次審査で承認していたことが20日、分かった。14日に決まった「新日鉄住金」の合併承認に続き、鉄鋼業界での大型再編がさらに進む。統合で市場シェアが高まるステンレス冷延鋼板などの製品の問題解消措置もなかった。

 今後、両社は来年10月の新会社発足に向けて、両社社長を委員長とする経営統合委員会を中心として、共同株式移転の方法により持ち株会社を設立。両社はその完全子会社として傘下に入り上場廃止となる。その後、完全親会社となる共同持ち株会社が新規上場申請を行う予定だ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more