2012年7月10日

中国鉄鋼メーカー、業績改善 再度遠のく

 中国の鉄鋼メーカーは、7月以降に採算が再度悪化する見込みだ。1―3月に赤字基調を強め、4―6月は鉄鉱石価格の低下でやや改善したが、6月に鉱石価格が浮上。鋼材価格は過去2年の最低値に落ち、なお軟化している。

 鞍山鋼鉄の1―6月の連結純損益予想は19億7600万元(約247億円)の赤字。過剰生産と低調な需要から原料高と鋼材の低市況が続き、鉄鋼大手は7月販売価格を下げており、業績改善が再度遠のいている。







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