2012年12月17日

鉄鋼業界・温暖化対策、自主行動計画達成へ

 日本の鉄鋼業界が掲げた温暖化対策の自主行動計画達成が見えてきた。日本鉄鋼連盟によると、2008―12年度平均でエネルギー消費を90年度比10%削減する目標に対して、08―11年度平均は11・2%減だった。12年度はあと数カ月を残すものの、追加削減分などを織り込み、目標達成の可能性は高いとしている。

 13年度以降も省エネ対策を上積みするほか、水素還元製鉄技術の開発など長期のプロセス改革を進めている。自動車など鋼材使用段階での省エネにも寄与しているほか、途上国への技術移転で海外での省エネにも役立っており、エネルギー効率世界一の日本の鉄鋼業がハードルを一つ越える。







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