2013年2月5日

経産省生産計画、1-3月 粗鋼2611万トン

 経済産業省が4日発表した2012年度第4四半期(1―3月)の生産計画によると、粗鋼生産は前期実績見込み比0・8%増の2611万2000トンと3四半期ぶりに増える。半製品の在庫圧縮以上に国内、輸出ともに鋼材生産が増えるためだが、造船需要の継続的な減少を主因に前年同期比では1・7%減る。経産省が12月に公表した需要見通しに比べると0・2%の増加に当たる。経産省鉄鋼課では、補正予算の追加需要は4四期には入ってこないと見ており、なお高水準の鋼材在庫や内外の需要動向を見ながら慎重な対応が必要としている。