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2024.12.4
2013年5月30日
財務省が発表した4月の貿易統計によると、普通鋼鋼材輸入量は前月比16・9%増の35万792トンとなり、2カ月連続で増加した。輸入為替レートは昨年10月の1ドル=78・3円をピークに4月は95・9円と円安推移しているが、3月下旬から中国の増産影響から国際市況が下落。足元ではホットコイルが1トン当たり500ドル台前半、厚板が600ドルを割り込む水準にまで落ち込んでおり、海外ミルが国際市況に比べれば割高な対日向けの輸出姿勢を強めるとの懸念が再び台頭してきている。輸入材の増加基調が続けば、価格改善を進める鉄鋼メーカーにとっては重しとなる可能性もありそうだ。
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