2014年12月2日

一部電炉、円安進行で形鋼輸出に意欲

 為替が急激に円安進行していることで、一部の電炉メーカーはH形鋼を中心に形鋼類のアジア向けの輸出に意欲を見せている。現在、アジアのH形鋼市況は600ドル前後で推移しており、円換算すると7万円強で、十分に採算が取れる水準。商社筋では「総選挙もあって、今月の鋼材出荷は確実に落ちる。メーカーもロールを埋めるため、輸出に目を向ける企業があっても不思議ではない」と指摘する。一方でアジア市場は全体的には低迷しており、実際の成約価格は市況を下回ることが予想され、現段階では形鋼類の輸出が大幅に増えることを疑問視する意見も聞かれる。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more