2015年4月3日

造船・海洋構造物用鋼材消費、2年連続増

 2015年度の造船・海洋構造物用鋼材消費(購入)量は343万3315トン(前年度実績見込み比6万2861トン、1・9%増)となる見通しで、2年連続増加する。日本造船工業会がこのほど策定した造船関係資料によると、造船・海洋構造物の鋼材消費量は12年度に8年ぶりの400万トン割れとなって以降、13年度まで3年続けて減少していた。4年連続で300万トン台にとどまるが、主力の厚中板は299万6219トン(6万610トン、2・1%増)の見通しで、2年連続増となり300万トン際まで持ち直す。円高是正を背景に国内造船各社は競争力を回復、受注量を増やしたことで17年度まで手持ち工事量を確保しており、鋼材消費も一定水準を維持する。







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