2015年6月19日

厚板シヤ工組、下期に向け需要回復

 全国厚板シヤリング工業組合(理事長=石原慶明・JFE鋼材社長)は18日の経済産業省ヒアリングで、2015年第2四半期(7―9月期)の需要見通しなどを報告した。月平均の切断量は前期比3・4%増の15万トン、出荷は2・9%増の17万5000トン程度と推計。需要は足元では建材、建機は調整局面とし、造船、エネルギー分野も踊り場状態と分析、産機、重電、トラックは堅調だが、鉄骨、橋梁が増加するのは下期以降と予測した。第1四半期を底に下期以降に向け徐々に回復するとし、第2四半期で微増、第3四半期から増大する図式だ。在庫量は38万トンで横ばい、在庫率は6月末215%から、9月末は217%と微増と想定した。