2015年7月8日

神戸製鋼、厚板製品メニュー拡充

 神戸製鋼所は加古川製鉄所厚板工場で実施した加速冷却設備の改造を踏まえ、厚板市場持ち直しに備えて厚板の製品メニューの拡充を図る。付帯設備を含め総投資額約40億円に上る大型の設備投資で、2014年7月に着工、15年3月から本格稼働を開始した。エネルギー分野向けオンリーワン製品に向けた設備投資だが、足元のエネルギー関連需要の減少を勘案し、造船、機械や建材分野にも応用、メニューを充実させ、販路開拓を加速する。水冷ノズルの配置を稠密化、鋼板に近づけ、高圧噴射する方式に改造。TMCP(熱加工制御)技術が高精度化、熱処理がオンライン化され、高強度、高靭性、高溶接性の鋼板製造が可能となった。高機能材の対応力を高め、一段の事業高度化を目指す。







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