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2024.12.4
2015年9月17日
財務省が17日に発表した貿易統計によると、8月の全鉄鋼ベースの輸入量は前年同月比1・0%減の63万9929トンで、10カ月連続して前年割れだった。ただ、前月比では5・5%増となり、ジワリと増加気配を示す。米国をはじめ各国で強まるAD措置や中国経済の失速などを受け、中国・韓国・台湾などのメーカーの対日販売攻勢が強まっている。在庫調整局面ということもあって、今のところ数量の大幅増にはつながっていないが、価格面では平均単価は前月比2871円安となり、市況の下押し要因に働いている。日本鉄鋼連盟は公正貿易委員会傘下のワーキンググループの開催頻度を高めるなど、その影響の綿密な調査に入っており、警戒感を強めている。
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