2016年2月3日

高炉4社、コスト削減 収益力回復が課題

 高炉メーカーの2016年3月期連結業績見通しが2日出そろったが、4社そろって前回までの経常減益予想をさらに下方修正した。新日鉄住金は前期比56%減の2000億円、JFEホールディングスは72%減の650億円、神戸製鋼所が75%減の250億円、日新製鋼は67%減の65億円となる見通し。中国の過剰生産・輸出によって海外鋼材市況が想定以上に下落し、需要停滞などによる生産減も響いた。在庫評価差など一過性の要因を除いた実力ベースの経常利益は、新日鉄住金2800億円、JFEHD1400億円、日新製鋼205億円。来期は原料・鋼材価格下落による在庫評価差や在庫適正化の生産調整影響が薄まる見通しだが、市場環境の大幅な改善は期待できないため、設備投資効果を含めたコスト削減による収益力回復が共通課題になる。

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