2016年12月22日

小棒懇・飯島会長、来年、月産70万トン台期待 市場の改善進む

 全国小棒懇談会は21日、定例の記者会見を開き、飯島敦会長(新日鉄住金常務執行役員厚板事業部長兼建材事業部長)は、「10月の建築着工統計では全体が3カ月連続で、鉄筋コンクリート造は2カ月連続で前年同月比プラスになっている」と市場が改善しつつあると指摘した。その上で、「2016年の小形棒鋼生産は1―3月が月間平均60万トン台半ば、4―6月には70万トン台に戻り、7―9月は60万トン台後半に止まった。10月と11月は70万トン台に回復しており、来年は70万トンプラスアルファ、年間800万トン台後半になると期待している。スクラップ、電力コストを含めて、ビジネス環境の変化が激しく大きくなっており、これを冷静に見極めつつ、会員各社が自助努力で変動に対処する術を見出し、汗をかいてほしい」と呼び掛けた。また、飯島会長は、「メーカー・問屋在庫は15年12月末が67万トンであったのに対し、16年10月末は60万トン程度になり、マクロ的に見れば需要と生産のバランスが取れた1年になった」と評価した。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
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