2017年10月5日

東京地区、薄板市況3000円上伸 需給一層タイト化

 東京地区の薄板市況は今週に入り、前月比でトン当たり3000円方上伸した。先月後半から大手流通による値上げが本格化。これに追随する形で、唱え段階だった扱い筋も、月初から値上げを実行に移した。国内外の薄板需給が一段とタイト化してきたことで、先行き不透明だった仕入価格もさらに上昇する可能性が濃厚となり、不退転の決意でさらなる価格転嫁にかじを切る流れが強まった。当面は流通業者による採算ラインの回復に向けた追加値上げが続きそうだ。

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