2018年1月23日

進藤鉄連会長、取巻く環境「総じて堅調」

 日本鉄鋼連盟の進藤孝生会長(新日鉄住金社長)は22日の定例会見で、「やや過熱気味だった中国経済が軟着陸できるかどうか、米欧の金融緩和の出口論の成否、中東・朝鮮半島の地政学的リスクなどに注意は必要だが、世界経済は堅調に推移している。日本経済も米欧や中国の動向、為替変動への注意は必要だが、好調な世界経済を追い風に輸出・投資が牽引して個人消費も緩やかな回復をしている。自動車を中心に製造業は非常に強く、五輪関連をはじめ建築・土木も堅調」指摘。今年の鉄鋼業を取り巻く環境は「総じて堅調に推移し、2018年度の全国粗鋼生産量は17年度見込みを上回ると期待している」との認識をあらためて示した。