2019年8月13日

高炉4社通期見通し 3社が大幅減益

 高炉メーカー4社の2020年3月期連結業績予想が9日出そろったが、日本製鉄は事業利益が1500億円(前期3369億円)となる大幅減益見通しを公表し、JFEホールディングスは期初の事業利益予想1800億円を1400億円(2320億円)に下方修正した。神戸製鋼所は300億円の経常利益予想を100億円(346億円)に下方修正。日鉄日新製鋼は経営環境が大きく変動しているとして通期予想の公表を今回も見送った。連結収益の後退は「原料高の製品安という、新たな形の中国リスクが顕在化し、マージン悪化によって一貫製鉄業の損益が悪化している」(日本製鉄の宮本勝弘副社長)ため。米中貿易摩擦による中国景気の後退、それに伴う鉄鋼需要影響についての懸念も高まっている。生産調整局面の長期化も想定される中、高炉メーカーにとっては主原料、副原料・物流費を含めたコストアップの鋼材価格への転嫁が収益回復の条件となる。

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