2019年10月25日

月島機械・室蘭工場 品質確保、業容拡大へ

 月島機械(本社=東京都中央区、山田和彦社長)は24日、今年4月に開所した同社室蘭工場(北海道室蘭市、山田彰彦常務執行役員工場長)で製品初出荷式を開催し、約100人が出席した。

同工場は日本製鋼所(本社=東京都品川区、宮内直孝社長)との協業により、同社室蘭製作所内で立ち上げたもので、今回、海外の民間企業向けに化学・石炭向け乾燥機「スチームチューブドライヤ」を製作。直径2・8メートル、長さ28メートル、重量は130トンにおよび、船積み前に初出荷を祝った。

あいさつに立った山田工場長は「市川工場(千葉県市川市)からの移設を第一段階とすると、今回、スチームチューブドライヤの完成が協業の第2段階に当たる。4月からの半年間で、品質、納期ともに従来と同等のレベルを確保できている」と指摘、これを誇りにしながらさらなる成長を目指すとした。

また、日本製鋼所室蘭製作所の工藤秀尚副所長は「今回の初出荷を契機に、この工場で次々と製品をお造りになり、業容拡大に繋げて頂くとともに、協業パートナーである弊社や協力会も含め、事業をますます発展させたい」と語った。