2019年12月17日

東京製鉄、1月契約全種据置き

 東京製鉄は16日、2020年1月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは3カ月連続。同日会見した今村清志・常務取締役営業本部長は、「需給バランスは総じて安定しており、市況は底入れの変化を見せ始めているものの、マーケットが完全に上昇トレンドに入るタイミングを見極めるため、全品種で販売価格を据え置くことにした」(今村常務)と判断。「国内の荷動き、市況動向などが好転するとともに、原材料や海外市場が上昇トレンドに入ったことがより鮮明になれば、20年2月契約分以降で値上げ修正もあり得る」(同)との考え方を示した。