2020年2月7日

特殊鋼5社 4―12月4社減収

 特殊鋼メーカー5社の2019年4―12月期連結決算が6日出そろった。4社が減収となり、利益面では愛知製鋼が経常利益、純利益ともに増益となった以外、減益、赤字計上を余儀なくされた。特殊鋼の主要需要先である自動車関連のグローバル生産減や米中貿易摩擦の影響を受けた産業機械の受注減、半導体関連の受注も第3四半期から回復基調にあるものの、前年同期比で減少したことなどによる数量減が売り上げ減につながった一方、原料鉄スクラップ価格の下落や売価の改定、収益改善活動などの効果が利益面に影響した。