2020年2月17日

東京製鉄、3契販価全種据置き

 東京製鉄は17日、2020年3月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは5カ月連続となる。同日会見した今村清志・常務取締役営業本部長は、「春節前までのアジアマーケットにおける上昇トレンドは新型コロナウイルスの感染拡大によって一時停止状態になっており、今後の見通しは不透明」とした上で、「原料価格動向や需給状況などを踏まえて、販売価格の引き下げも検討したが、新型コロナウイルスが鋼材市場にどのような影響を与えるかなどの情報が不足し、全体を掌握できておらず、状況を見極めるため、3月契約分では販売価格を据え置く」とコメントした。

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