2020年3月13日

関東デーバー、3契販価据え置き

 大手電炉メーカー、合同製鉄と朝日工業の鉄筋棒鋼共同販売会社、関東デーバースチール(本社=東京都千代田区、山﨑晃生・合同製鉄常務取締役)は2020年3月契約分において、鉄筋棒鋼の販売価格を据え置く。足元は建築工事の端境期で出荷が低迷し、新型コロナウイルス感染拡大の影響で先行きの市場見通しは不透明感が漂う。この環境下、「首都圏では大型プロジェクト案件が目白押しで、12月から3月は引き合いが増加している。一方、鉄スクラップ価格は上昇する可能性があり、各種コストも高止まりしていることから、再生産可能な利益を確保するため、販売価格を据え置く」(同社幹部)ことを決めたもの。