2020年4月14日

H・一般形、関東市況2000円下落 一部で建設工事中止協議も

 関東地区のH形鋼市況、山形鋼や溝形鋼など一般形鋼市況は前月比でトン2000円下落した。少ない引き合いをめぐって価格面で折り合う場面が増えたほか、在庫リスクを減らす動きが強まり、市況は4カ月連続で軟化した。4月中旬に差し掛かっても荷動き好転の兆しは希薄で、市況はジリ安基調が継続しそうだ。直近では新型コロナウイルスの感染拡大、緊急事態宣言の発令を受け、一部ゼネコンが工事中止の協議を発注者と行うと発表。現段階では多くの工事現場が動いているほか、形鋼類の需要家への影響も限定的で「荷動きへの影響は出ていない」(流通筋)という。ただ、今後は他のゼネコンの動向、建設工事への影響が注視されている。

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