2020年12月8日

大阪電炉粗鋼見通し、12月25万トン台前半

 商社・流通筋などによると、12月の大阪地区電炉メーカー8社8工場の粗鋼生産は25万トン台前半の見通しとなった。年末年始休暇で工場稼働日が減るため、前月に比べて約2万トン減るが、前年同月比では1万5000トン近く増える。電炉各社は年明けを見越して鉄スクラップを確保する必要があるものの、市中の先高観が強い上に海外需要も堅調で調達に苦戦。「原料高に伴うメーカー主導の製品値上げが続く見通しだ」(商社)という。

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