2020年12月9日

東邦亜鉛、高純度電解鉄を拡販 特性生かし新用途開発

東邦亜鉛は用途開発などをテコに高純度電解鉄の受注を伸ばす方針だ。5ナイン(99・999%)までの高純度鉄で世界トップの技術力を基盤に、カーボンを添加して強度を高めたり、クロム合金として耐食性を持たせる新たな用途を提案している。脱炭素やEV化などの新たなニーズに応じ、磁性機能を生かした用途開発にも乗り出す。ニッチ市場を開拓し、高付加価値の電解鉄の販売規模を当面は年産能力の4000トンと通常の3割増に伸ばしたい考え。