2021年2月24日

ステンレスNi系薄板 市況1万円上伸

 関東地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況が前月比トン1万円上伸した。メーカーの契約価格引き上げを受け、流通各社が販売価格への転嫁を実施。需給のタイト化は見られないものの、需要家などが値上げを認めるムードが高まっている。足元のSUS304ベースサイズ(2ミリ、2B)はトン37万―38万円どころ。流通は「まだ積み残しがある」(大手流通筋)として来月にもトン1万円の市況続伸を目指す。

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