2021年3月23日

「ステンレス加工大手 メルコジャパン60周年」栗田益行会長 差別化極めブランド形成 新工場省力化推進 受注増やし雇用創出

ステンレス加工大手、メルコジャパン(本社=宮城県丸森町、栗田鋼二社長)は1962年9月に創業し、今年で60年目を迎える。2月下旬から宮城県山元町の海岸第二工場が完成し、稼働を始めるなど、現在でも事業において新たな展開を見せている。創業者の栗田益行会長に60年を振り返り、その思いを聞いた。

 ――今年、前身の栗田特殊鋼商会が設立したのが1962年9月。創業60年迎えるが、これまでを振り返って。

 「茨城県日立市でオンリーワンの金型の材料販売から始めて、ほとんど無一文の状態だった。当時、特殊鋼の問屋に兄が勤めていて、そこから仕入れができたのも有難かった。日立製作所の下請けに売り込みに行くなど、夜討ち朝駆けのように寝ずに働いた。60年は長かったような、短かったような気がする。七転び八起きでここまできた」








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