2021年5月19日

ときわ会 H形鋼在庫8カ月ぶり減 4月末、荷動き「最悪期脱す」

日本製鉄によると、形鋼扱い流通で構成する「ときわ会」のH形鋼の4月末在庫量は前月比1・1%減の20万6800トンとなり、2020年8月以来8カ月ぶりに減少に転じた。出庫が前月比で伸びたほか、入庫の減少が影響した。市中の荷動きについては3月がボトムで「最悪期を脱した」(建材営業部)と認識。出庫が季節性の回復トレンドに入るほか、流通の申込抑制が続き「在庫は5月、6月と減り、徐々に締まっていく」(同)と見据える。