2021年7月9日

関東地区市況 異形棒9万円に迫る

関東地区の異形棒鋼市況がトン9万円に迫ってきた。メーカー・流通が値上げを進める中、鉄スクラップの高値が脱炭素に向けた高炉の購入や輸出の増加など構造的に続く見込みから需要家が8万円台後半を受け入れ始めた。メーカー・流通が目指す9万円相場は「需要が低調なため、大台に対するゼネコンの抵抗は強い」(商社)が、流通は夏場に上値に寄せ、需要が動き出す8月後半以降に一段上を目指す方向だ。

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