2021年8月2日

Aミッタル、1兆円超投資 全社CO2排出原単位 30年までに25%減へ

 欧鉄鋼大手のアルセロール・ミッタルは29日、2030年までに全社の二酸化炭素(CO2)排出原単位を25%減らすと発表した。欧州拠点では従来30%減だった排出原単位削減目標を35%減に高める。一連の対策には設備転換など100億ドル(1兆994億円)の投資を想定。いわゆるスコープ1、2を対象とし、50年排出実質ゼロに向けて実績を上げる。今後10年でグリーン水素のコスト低下が進むと想定しているが、それでも政府の支援が必要としている。