2022年1月11日

原料炭 需給・価格の正常化焦点 22年、安定確保が課題

原料炭価格は過去と比べて高止まりしており、2022年は需給、価格の正常化が焦点だ。昨年は豪州炭でFOBトン400ドル(4万6400円)を超える最高値を付け、特殊要因で北米炭などの中国着価格は600ドルを超えた。中国が粗鋼生産の大幅減産に移行するなどで、下げ調整したが、なお高い。世界的な需要回復や米中対立に絡む中国の豪州炭輸入禁止など昨年来の状況が継続。長期的には脱炭素化の流れの中で新規炭鉱開発が進みにくい中、鉄鋼業は原料炭の安定確保が課題だ。













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