2022年7月6日

耐火パネル需給逼迫 最短納期、来年度以降に

 倉庫などの耐火建築物の外壁に使用される金属製「耐火パネル」の需給が急速にタイト化している。活発な物流倉庫の建設が続いていることに加え、施工性や意匠性に優れるとして、他素材より割高でも金属パネルを選択するケースが増えているのが要因だ。金属パネル大手はフル生産で対応にあたっているが、複数のメーカーで最短納期が来年度以降となっており、当面はひっ迫した状況が続く見通し。メーカー側では客先との間で納期調整を進めているほか、今後は物件の納期精査や仕様変更の提案にも取り組む方針で、「発注の際はより正確な工期を伝えてほしい」(メーカー幹部)と協力を呼びかけている。

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