2022年12月16日

流通3団体の経産省ヒア 1―3月在庫過剰を懸念 市況「現状維持が精いっぱい」

全国鉄鋼販売業連合会、全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通3団体は15日までに経済産業省ヒアリングを行い、2022年度第4四半期(23年1―3月期)の需要見通しを報告した。建築は中小物件については冬場の不需要期もあって引き続き低調とし、製造業関連では建産機は堅調も、半導体・部品不足で伸び悩む自動車は生産回復に期待したいとしつつも、トヨタの第4四半期生産計画は今期比30%増の89万台に対し、自動車各社は増減を繰り返しており不安定な情勢。在庫の過剰感で流通は仕入れを必要最低減に抑えながらの販売となる。市況は電力問題で先安観は払拭されるが、価格転嫁は需要動向から現状維持が精いっぱいと予測した。







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