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2024.10.30
2023年2月6日
昨年12月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計、速報値)は前月比1・7%、約7万5000トン減の421万4000トンとなり、4カ月連続で減少した。例年、12月在庫はメーカーと需要家の稼働日の相違などの季節要因もあって増加(過去10年平均は2万トン増)するケースが多いが、今回はメーカーの減産、自動車を中心にしたサプライチェーンの回復などで、減少が続いた。直近のピークからは45万トンの大幅減少となっており、メーカー筋では「自動車の回復基調は継続しており、季節パターンを除けば減少トレンドに変化はない」(日本製鉄・薄板営業部)と分析している。
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