2025年2月4日

鉄鋼減産長期化の様相 製・販とも収益確保策 重要に

国内外の需要の不振が続き、鉄鋼メーカーや加工メーカーの生産調整が長期化する見通しだ。建設分野は人手不足が深刻化し、自動車はじめ製造業は外需が伸びず生産が上向いてこない。大量の中国材によって鋼材輸出の余地がせばめられる一方で鋼材輸入が増え、外材への置き換えがジワジワと進む。トランプ新政権の政策影響も不安視され、来年度の粗鋼生産は半世紀前の水準の年8000万トン台が続く公算が大きく、メーカー・流通ともに低生産・低販売、高コストの中で収益確保に向けた多角的な施策が求められる。





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